今年4月、大阪市北区の阪急百貨店梅田本店地下1階にオープンした
高級ポテトチップス店「グランカルビー」。全国でここでしか買えず、開店から
2カ月あまりたっても2時間を超える行列となっている。
ところが、こうした人気の過熱ぶりに便乗するかのように、インターネット上で
定価の6倍という高額での“転売”が横行し、あまりの高値に不快感を示す声も
出始めている。こうした転売に、問題はないのだろうか。
◇1日限定200人“世界一”の美味
「6種類ご用意しておりますけれども、1種類5箱までとさせていただいております。
幸せボックスは1日限定100箱です」
午前9時、阪急百貨店梅田本店地下1階。開店の1時間前からグランカルビーを
求めて列に並んだ人たちを前に、背広姿の係員が声をはり上げた。
グランカルビーは、阪急側が「大人のためのポテトチップスを作って」と
カルビーに提案し、約1年間かけて実現。厳選したジャガイモを通常の約3倍の
厚さにスライスし、じっくりフライすることで素材のうまみを引き出したのが特徴だ。
オーソドックスな「しお味」のほか、クリームチーズとモッツァレラをぜいたくに
使った「チーズ味」、チョコレートをかけた「焦がしミルク味」など6種類の
ラインアップとなっている。
阪急百貨店梅田本店では昨年、人気菓子メーカーとコラボし、スナック菓子
「ハッピーターン」のコンセプト店「ハッピーターンズ」とポッキーとプリッツの高級店
「バトンドール」の2店舗をオープン。
グランカルビーは第3弾だが、前の2店はすでに他の店舗でも販売しており、
一カ所でしか買えないのはグランカルビーだけだ。
全国で唯一の店舗というだけではない。鹿児島県内の工場1カ所での
限定生産のため、1日に買える客は約200人。行列に並べばいつでも
買えるわけではなく、行列に並ぶこと自体が早ければ午前中に
打ち切られてしまうのだ。そして遅くとも午後3時には完売となる。
それでも連日、朝から行列に並んで買い求める人たち。行列に3時間以上並んで
いた女性が何気なくつぶやいていた。「アマゾンは高いしね…」
◇並ぶ労力と時間を考えたら安い?
実はグランカルビーは、インターネットで買うことができる。アマゾンやヤフーの
サイトで、店の行列に並んで入手したとみられる業者が転売しているのだ。
店頭では1箱540円だが、アマゾンで販売しているある業者の価格は6月16日現在、
1箱3240円。6種類を詰め合わせた定価3240円の「幸せボックス」は
7960円と高額となっている。ヤフーでは1箱870円からで、多少良心的だ。
商品は1箱に4袋入っており、1袋約15グラム。通常のポテトチップスよりも
3倍分厚いことや、「焦がしミルク味」などは重量のあるチョコレートがかかっていることもあり、
1袋に入っているのは4枚程度。アマゾンの業者から購入した人は、
1枚あたり200円を超える高額を支払うことになる。
商品の「カスタマーレビュー」には「かなりぼりすぎです」とする苦情や、
「なめている。転売目的で買う奴がいるから普通の人が買えない。カルビーは
転売監視してほしい」とメーカーに怒りの矛先を向ける意見も。一方で、
「値段は割高ですが、4時間並んで買えないくらいなら安いものかと思えるかも?」
とのコメントも寄せられている。
カルビー(東京都千代田区)はホームページに「>>0�RAND Calbee(グランカルビー)は、
当社では通信販売をしておりません」と記し、こうした業者との関係がないことを
強調している。ただ、取材には「弊社は特にコメントできることはない」と言葉を濁した。
関係者は「お客さまのなさることに、やめてくださいと公に言うのは難しいのではないか。
行列に並んでいる人の大半が転売しているというわけでもないし…」とおもんばかる。
◇高値転売規制する法律なし
こうした転売に規制はないのだろうか。食品問題に詳しい石川直基弁護士(大阪弁護士会)は
「高値で転売できるほどの人気商品はあまりなく、食品でこうした問題が起こるのは珍しい」と指摘する。
石川弁護士によると、食品を製造するには許可が必要だが、販売には必要ない。
食品衛生法では不衛生な食品の販売が禁じられているが、常温保存が可能
なグランカルビーの場合、賞味期限内の商品を転売するなら同法上の問題はなさそうだ。
(以下略)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140619/wlf14061907000002-n1.htm
高級ポテトチップス店「グランカルビー」。全国でここでしか買えず、開店から
2カ月あまりたっても2時間を超える行列となっている。
ところが、こうした人気の過熱ぶりに便乗するかのように、インターネット上で
定価の6倍という高額での“転売”が横行し、あまりの高値に不快感を示す声も
出始めている。こうした転売に、問題はないのだろうか。
◇1日限定200人“世界一”の美味
「6種類ご用意しておりますけれども、1種類5箱までとさせていただいております。
幸せボックスは1日限定100箱です」
午前9時、阪急百貨店梅田本店地下1階。開店の1時間前からグランカルビーを
求めて列に並んだ人たちを前に、背広姿の係員が声をはり上げた。
グランカルビーは、阪急側が「大人のためのポテトチップスを作って」と
カルビーに提案し、約1年間かけて実現。厳選したジャガイモを通常の約3倍の
厚さにスライスし、じっくりフライすることで素材のうまみを引き出したのが特徴だ。
オーソドックスな「しお味」のほか、クリームチーズとモッツァレラをぜいたくに
使った「チーズ味」、チョコレートをかけた「焦がしミルク味」など6種類の
ラインアップとなっている。
阪急百貨店梅田本店では昨年、人気菓子メーカーとコラボし、スナック菓子
「ハッピーターン」のコンセプト店「ハッピーターンズ」とポッキーとプリッツの高級店
「バトンドール」の2店舗をオープン。
グランカルビーは第3弾だが、前の2店はすでに他の店舗でも販売しており、
一カ所でしか買えないのはグランカルビーだけだ。
全国で唯一の店舗というだけではない。鹿児島県内の工場1カ所での
限定生産のため、1日に買える客は約200人。行列に並べばいつでも
買えるわけではなく、行列に並ぶこと自体が早ければ午前中に
打ち切られてしまうのだ。そして遅くとも午後3時には完売となる。
それでも連日、朝から行列に並んで買い求める人たち。行列に3時間以上並んで
いた女性が何気なくつぶやいていた。「アマゾンは高いしね…」
◇並ぶ労力と時間を考えたら安い?
実はグランカルビーは、インターネットで買うことができる。アマゾンやヤフーの
サイトで、店の行列に並んで入手したとみられる業者が転売しているのだ。
店頭では1箱540円だが、アマゾンで販売しているある業者の価格は6月16日現在、
1箱3240円。6種類を詰め合わせた定価3240円の「幸せボックス」は
7960円と高額となっている。ヤフーでは1箱870円からで、多少良心的だ。
商品は1箱に4袋入っており、1袋約15グラム。通常のポテトチップスよりも
3倍分厚いことや、「焦がしミルク味」などは重量のあるチョコレートがかかっていることもあり、
1袋に入っているのは4枚程度。アマゾンの業者から購入した人は、
1枚あたり200円を超える高額を支払うことになる。
商品の「カスタマーレビュー」には「かなりぼりすぎです」とする苦情や、
「なめている。転売目的で買う奴がいるから普通の人が買えない。カルビーは
転売監視してほしい」とメーカーに怒りの矛先を向ける意見も。一方で、
「値段は割高ですが、4時間並んで買えないくらいなら安いものかと思えるかも?」
とのコメントも寄せられている。
カルビー(東京都千代田区)はホームページに「>>0�RAND Calbee(グランカルビー)は、
当社では通信販売をしておりません」と記し、こうした業者との関係がないことを
強調している。ただ、取材には「弊社は特にコメントできることはない」と言葉を濁した。
関係者は「お客さまのなさることに、やめてくださいと公に言うのは難しいのではないか。
行列に並んでいる人の大半が転売しているというわけでもないし…」とおもんばかる。
◇高値転売規制する法律なし
こうした転売に規制はないのだろうか。食品問題に詳しい石川直基弁護士(大阪弁護士会)は
「高値で転売できるほどの人気商品はあまりなく、食品でこうした問題が起こるのは珍しい」と指摘する。
石川弁護士によると、食品を製造するには許可が必要だが、販売には必要ない。
食品衛生法では不衛生な食品の販売が禁じられているが、常温保存が可能
なグランカルビーの場合、賞味期限内の商品を転売するなら同法上の問題はなさそうだ。
(以下略)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140619/wlf14061907000002-n1.htm
2: やまとななしこ 2014/06/19(木) 19:35:39.29 ID:M13TUH8z.net
普通のボテチ三枚重ねで食べるのと違うのか?
3: やまとななしこ 2014/06/19(木) 19:36:13.64 ID:5j52jEya.net
向かいに揚げたて食べさせる店ができたら廃れるんじゃないか?w
(省略されました…続きを読むにはここを押してください)