ベジタリアンの寿命は短い?
健康や環境を意識し、肉を食べずに菜食のみで生活する”ベジタリアン”。最近では「マクロビオティック」や「ベーガン食」のように、健康面を強く意識した食生活が、日本でも一部の人達の間で流行しています。ですが、普通のひとから見ると疑問に思う事がありますよね、
「肉を食べなくても、栄養バランスの問題はないの?」
私たち日本人は、小学生の頃から「バランス良く食事する」ことの大切さを教えられます。
野菜だけしか食べず、動物性蛋白質やアミノ酸は不足してしまわないのか?
栄養失調で倒れてしまわないのか?
そんな疑問について、今日はまとめてみました。
日本人は本当に肉食に向かないのか?
ベジタリアンやマクロビオティック推進派の意見では、肉食こそが病の根源だというものがあります。特に、日本においては「昔の日本人は肉食をしていなかったが、西洋文化が流入するにつれて食生活も変わり、肉食になることで、生活習慣病を始めとする様々な病気にかかりやすくなってしまった。元々の日本人の内蔵は肉食には向かず、菜食主義を前提につくられている。」といった言説が良く聞かれますね。
だけど、本当にそうなのでしょうか?
ですが、実際には日本人が肉を食べなくなったのは最近の事なのです。
いつから日本人が肉食をしなくなったのかというと、7世紀の後半の勅令です。
7世紀、日本に仏教が伝来し、国内に仏教の教えが広まりました。
仏教には「殺生を避ける」という教えがあり、肉食のために動物を屠殺することも忌み嫌われたのです。
そして、当時の天皇である天武天皇は仏教の信者であり、675年に「殺生肉食禁止」という勅令を発令します。
それから1200年近くもの間、日本では肉食が避けられてきました。
それ以前の日本では、狩猟採集が行われており、動物の肉を食すのは普通の事だったのです。
なので、日本人の身体が肉食に向かないという事はなく、あくまで近代の運動不足などの原因が生活習慣病などの原因となっています。
参考:日本人は何を食べてきたのか (プレイブックス・インテリジェンス) [新書]
ベジタリアンは栄養失調になるのでは?
さて、ベジタリアンは野菜だけ食べているのに栄養失調にはならないのでしょうか?
結論から言えば、「なります。」
DHA・EPAの必須脂肪酸が取れないのはもちろん、植物から取ることができないビタミンB12、動物性タンパク質の不足など、徹底した栄養管理やサプリメントでの補給がないかぎりは容易に栄養失調になります。
以下は、ヴィーガン食(に近い料理)で生活をされている僧侶の肩のツイートですが、食のバランスの偏りが引き起こす様々な問題について触れています。
かなりヴィーガンに近い永平寺の食は、普通の食生活を送っていた者からするとかなりキツイと思う。拙僧も同期の雲水たちも皆「脚気」になったしね。「脚気」なんて言う名前がついてるけど、簡単にいうと栄養失調やからね・・・。(続
— 千手院 (@senjuin1010) 2015年3月9日
前)そんな栄養失調状態なんだが、いい所があるのか少し考えてみた。恐らく唯一ではないかと思うのだが「自分の中にも”当然”汚い部分がある事を痛感する」という事だ。300人近くで集団生活をしてると、ちょっとしたことで本当にいがみ合う事がある。ぜんざいの白玉一つで殴り合った奴もいた。(続
— 千手院 (@senjuin1010) 2015年3月9日
かなりヴィーガンに近い永平寺の食は、普通の食生活を送っていた者からするとかなりキツイと思う。拙僧も同期の雲水たちも皆「脚気」になったしね。「脚気」なんて言う名前がついてるけど、簡単にいうと栄養失調やからね・・・。(続
— 千手院 (@senjuin1010) 2015年3月9日
さらに、女優のアンジェリーナ・ジョリーもかつては菜食主義者でしたが、「菜食主義のせいで死にかけた」として今では肉料理を中心とした生活をされているようです。
参考:http://www.cinematoday.jp/page/N0026551
1: なつあかねφ ★ 2014/06/09(月) 18:00:43.38 ID:???
作家・井上靖が『氷壁』で看破したように、100歳を過ぎてなおかくしゃくとしている高齢者たちは、おしなべて
“老いた生活”とは無縁である。
約2000人の百寿者(100歳以上の老人)を調査した「健康・体力づくり事業財団」元常務理事の荻原隆二氏に、
百寿者の生活について伺った。
■食卓に必ず「肉・卵・牛乳」
まず代表的な例は食生活。荻原氏によれば、
「一日3食を欠かさない方が9割を占め、その多くが肉類や魚介類、乳製品をほぼ毎日、摂取しています」
実際、京都市在住の宮崎秀吉さんは103歳になった現在も、
「朝食はマーガリンを塗った食パンにハムやバナナ、晩御飯には好物のトンカツやすき焼きを食べますし、桜海老
のかき揚げが出ると嬉しい。同居する娘夫婦と全く同じ献立ですね。牛乳も毎日、飲みますよ」
93歳で陸上競技を始めた宮崎さんは、マスターズ世界大会で100メートル走など、計23個の金メダルを獲得。これ
も高カロリー食の賜物だろう。また、東京・新宿区の山下外子(そとこ)さん(101)は、
「最近までフランス料理のフルコースを楽しむこともありました。足腰は弱りましたが、食欲は衰えませんね。
魚やお肉は今でもよく食べています」
■菜食主義者は長生きしない
浜松医科大の高田明和名誉教授は太鼓判を押す。
「魚だけでなく肉・卵・牛乳といった動物性タンパク質を豊富に摂っている点がポイントです。特に、牛肉や豚肉
に含まれるトリプトファンやブドウ糖はセロトニンを生成します。この物質が分泌されるとウイルスや菌に対する
免疫力が高まる。同じ効果をもたらすアナンダマイドも、肉類に含まれるアラキドン酸が基になっています。実
は、健康的だと思われている菜食主義者は長生きしません」
過度なダイエットや粗食信仰の目指す先に長寿というゴールは存在しない。
「元気な『100歳』1万人のビッグデータ分析」より
週刊新潮 2014年6月5日号 掲載
引用元: 矢来町ぐるり 2014/06/09
http://www.gruri.jp/topics/14/06090900/
ぎすぎすしてると思ってた。
(省略されました…続きを読むにはここを押してください)